世間から華やかなイメージを持たれがちなキャビンアテンダント。しかし、不規則なスケジュールや海外生活、年中行事に重なる繁忙期など CA だからこそ感じる孤独もあり ます。
今回は CA として働く中で、ふと孤独を感じてしまう瞬間を紹介します。

CA として働いていると、深夜や早朝のフライトもめずらしくありません。仕事なので仕方ないのですが、
たとえば出発時間が遅い便に乗務するために、シップ(飛行機)に向かっていると「こんな時間からフライトか〜」と無性に悲しくなる時があります。
明け方、まだ外が暗い中でお化粧をしているときにふと「何故こんな時間にメイクしてるんだろう?」と我に返ってしまうと語る CA もいました。
朝が早い乗務に関しては、日が昇ってしまえばさびしさは薄れます。太陽が出ていない時間帯が、孤独感を募らせるのかもしれませんね。
CA はシフト制で基本的に休みが不定期。土日が休みの友達とスケジュールが合いにくく、どうしても疎遠になりがちです。
おまけに急なフライトが入ることもあるので、なかなか先の予定が立てられません。半年ぶりに友人と会う直前に、仕事が入ってキャンセルした時は平謝りでした。
それを理解して付き合い続けてくれている友人達には感謝しています。
国際線のフライトでは、日本人乗務員は自分だけという場合もあります。
たとえば日本 → アメリカ便のフライトの時、到着後はアメリカ在住のクルーはそれぞれの家に帰ってしまいます。空港で現地 CA と別れてステイ先のホテルへ行った後は、食事も次 の日のピックアップもずっと 1 人です。
特に孤独を感じるのは、時差で明け方に目が覚めた時。異国で「1 人だなあ……」としみじみ感じてしまいます。
CA にとって年中行事や祝日は、お休みではなく繁忙期。特に年末年始旅行や帰省で大忙しです。
もちろん後ほど手当てや代わりのお休みがもらえます。取り残されているような気持ちになることも……。
お正月の早朝フライトに備えて、ひとりで早くから休んでいたら遠くのお寺から「除夜の鐘」が聞こえて目が覚めたこともあります。
その時は意味もなくさびしさを感じて、泣いてしまいました。
元旦などもなかなか家族と過ごせません。新人の頃の出来事です。
1 月 4 日初めてのお正月のフライトを終え、その足で実家に向かいました。しかしもうおせちもお雑煮もなく、我が家のお正月は終わってしまいました。まだ残っているしめ飾りや鏡餅が余計に切なかったです。
新人時代は機内にも同期が多くいて、みんなで仕事を学んでいきます。乗務の後もご飯を一緒に食べたり、ステイ先のヨーロッパで買い物に行ったり……同期との関係性が濃いのは CA あるあるなのかもしれません。
だからこそ、道が分かれた時のさびしさはひとしおです。
立場や年数が上になるにつれて、キャリアチェンジや結婚などで同期と一緒に働く機会は減っていきます。
お給料が上がって、任される仕事が増えていくのは嬉しいこと。でもステイ先でもおひとりさまの時「あの頃は楽しかったなー」と懐かしくなります。
たまに元同期達と遊びに行くと、今でも新人時代の思い出トークで盛り上がります。